ナンノのドラマの主題歌「Sugar Baby Love」がデビュー曲。次の次の曲もナンノのドラマの主題歌で「愛を止めないで」この前のチェッカーズじゃないけど、これはくる、売れるに決まってる感。
あの頃は本当に選ばれし人間しかアイドルになれなかった、なれても売れるのは一握り、その中でも1位ってなかなかとれなかったんだよ、おニャン子は別として。
平成元年、Winkは前年に発売の「愛を止めないで」がジワジワきてついに1位をとったあと、「涙をみせないで」っていう可愛らしくてキャッチーな曲をもってきてそして「淋しい熱帯魚」これでレコード大賞までとってしまう。文句なしの受賞、で紅白歌合戦。
新鮮というか斬新というか媚びないけど儚げで、ふたりとも本当に本当に可愛かった。ゆるくウェーブがかかった長い髪をおろしても編んでもまとめてもなにしても可愛くて、衣装もいつも凝っていてお人形さんみたいだった。よく、オルゴールの上で踊る人形のようって言われていたけどまさしくその通り。
あの当時のWinkの衣装の秀逸さ、35年くらい前であのクオリティ、今見ても全然古く感じないのすごい、天才集団か、Winkの衣装部門は。帽子に手袋にボリュームのあるドレス、ふたりのデザインがちょっと違ってたり色違いだったりもうため息が出るくらい繊細で綺麗だった。
で、歌が上手い。声質が似ていて心地いい。振り付けもいい。「淋しい熱帯魚」の次に「One Night In Heaven」ときたとき、ほんとにいい曲もらってるなあって思った、立て続けに。「夜にはぐれて」はCD買った、小さいCD。改めて聴くと「Sexy Music」も「きっと熱いくちびる」もすっっ ごくいい。
CDジャケットの写真もどれもこれもとにかく淡くて素敵で、双子じゃないけど双子みたいな奇跡のふたり。
好きだったWink。翔子ちゃんもさっちんも好きだった。4日前にふと動画見たら思い出してそれから毎晩探して見ては震えてる、ふたりが可愛すぎて。
こんなに可愛くて天下取ったふたりが、月日が流れ理不尽な目にあったり悔しかったり悲しい思いしたりしたのかなと思うと怒りしかない。
すごく人気があった人が、何年かしていろいろと落ち着いたときに、落ちぶれたみたいに言うのほんと良くないと思う。
Winkは時にマリオネットのような動きが魅力的だったけど、ある曲から急に激しく大人っぽくなっちゃう。あれはシリーズものだったのかな、3部作的な。でもしっかり歌い踊ってる、絶対外さない。人形じゃなく人間の女性、だけど顔はやっぱりどうしても可愛いんだよなあ、笑顔ではなくても愛しくて胸がギュッてなる。
白いワンピースはナンノが一番似合うと思ってたけど、さっちんと翔子ちゃんもすっごい似合う。陽子ちゃんはお姫様、早智子ちゃんと翔子ちゃんはお人形さんかな、ていうかあの頃のアイドルのビジュアルレベル高すぎ。あと生歌だから、どんなに踊っても体調が悪くてもね。
